油絵入門:最初に必要な道具

(→画材の購入)

 
絵の具

絵の具はチューブ入りの油絵の具が主です。
主なメーカーは国産のマツダ、 クサカベ、Holbeinなどで、外国産もあります。
チューブの大きさも、 6号(20ml)、9号(40ml)、20号(110ml)があります。白は20号等の大きなものが 必要になりますが、他の色は用途に合わせ6号、9号を使い分けます。
最初にそろえる色:
白(ジンクホワイト/パーマネントホワイト)、赤(カドミウムレッド、クリムソンレーキ)、 黄(パーマネントイエロー、イェローオーカー)、橙(カドミウムオレンジ)、 青(コバルトブルー、セルリアンブルー)、緑(パーマネントグリーン、 パーマネントグリーンペイル)、 茶(バーントアンバー、バーントシェンナー)等。

 
ペインティングオイル

絵の具を溶いて適当な柔らかさにしたり、つやをだしたりするペインティングオイルには 様々な種類があります。 
一般には各種のオイルをあらかじめ丁度良く配合された市販の”ペインティングオイル”が 中壜ひとつあれば十分です。 
それを携帯用の小さな金属製の壺に小分けて使います。

 
筆、ナイフ

筆は一般的に豚毛の8号から16号程度の平筆・フィルバート筆または丸筆を好みに 応じて揃えると良いです。
また、ペインティングナイフは標準型が1-2本あると便利。ナイフは左官屋さんの要領で 絵の具をすくい取ってキャンバスに塗り付ける他、キャンバス上で絵の具を削ったり、 引っ掻いたり、様々な用途に使います。

 
筆入れ

筆も10本ぐらいはすぐに必要になりますが、それを持ち運ぶには、あまり専用の 道具はないので、適当な工夫が必要です。
輪ゴムで束ねたものでも良いですが、賞状の入っていた筒の利用や、筆ポケット付きの 専用布巻き等もあります。

 
筆洗

油で汚れた筆は、使用後必ず洗う必要があります。 それを忘れると、2/3日後に 固まってしまってだめになった筆を発見するはめになってしまいます。 筆洗油は石油系の溶剤で、1リットル前後の壜から必要量だけ筆洗缶にいれ、そこで洗います。
時々筆洗缶の油は取り替える必要があります。
筆洗油は屋外スケッチや教室への持参時は、携帯用の壜や缶にいれ持ち歩きます。
また筆の手入れは、筆洗油で絵の具を洗い流した後、更に筆先に石鹸をつけ、ぬるま湯で 洗うと良いです。  この時、「の」の字を書く要領で筆先を手のひらに押しつけ、筆先から残りの色が完全に 出なくなるまで洗うのが良いです。  こうして洗った筆は完全に乾かした後、使います。

 
パレット

チューブから出した絵の具をペインティングオイルや他の色の絵の具と混ぜたりする 場所で、木製の専用品や紙で出来た使い捨てもあります。

 
木炭

キャンバスに絵の具で描く前にデッサンをするときなど、デッサン一般には木炭が使われます。
文字通り柔らかい木の小枝を炭にしたもので、簡単に描いたり消したりが出来ます。

 
道具箱

絵の具等の収納はそこそこ重要なテーマです。 汚れやすく散らばりやすい小物が多く、 またそれらをまとめて 外に持ち出せるポータビリティも必要です。
これが満足されれば何でも良いのですが、よく使われるのは一般的なポータブル工具箱で、 DIYショップで探します。

 
イーゼル

イーゼルはキャンバスを立てかける三脚状の支えで、使うキャンバスの大きさにより、 大小いろいろあります。
火陽会では、教室に備えてあります。 スケッチ旅行等で外で使うときは、折りたたみ式の ポータブルイーゼルがあると便利です。

 
キャンバスとMクリップ

キャンバスは木の枠に麻の布を強く張り込んだもので、絵の具を表面に定着する支持体 であるほか、画面から筆への適当な強さの反発力もあり、油絵独特の描き心地も与えます。 
大きさは号数で呼び、標準的な縦横比の(F)でF6,F8,F10,F15号ぐらいが 良く使われます。 また同じ号数で、縦にしたとき幅のやや狭いポートレート(P)、 横長で海を表現することから付けられたマリーン(M)、縦横比が等しい真四角のスクエア(S) があります。  例:P8、M10、S15など。

またMクリップはキャンバスとセットにして使われ、描きかけのキャンバスを持ち歩くとき 使われます。
2枚のキャンバスの塗れた面を1cmぐらいの間隔で離して見合わせ、 その状態を支えるようにMクリップでキャンバスの四隅を固定します。

 
スケッチブック

スケッチブックはなにかと必要です。 デッサンを描きとめたり、外での手軽なスケッチや、 色や形を試して見たり、様々な使いかたができます。 大きさはF4,F6号サイズが一般的ですが、そのほかにポケットに入る小型サイズも 良く使われます。


油絵入門:画材の購入

(→最初に必要な道具)

 
いくら掛かるの?

まず絵の具ですが、2014年春の頃のストリート価格を基本に推定すると、上記に紹介した絵の具を一通り 揃えると7,000円前後。 チューブのサイズは白を除いてすべて6号を想定しています。また、絵の具によっては コバルト(コバルトブルー、セルリアンブルー)やカドミウム(カドミウムレッド、カドミウムオレンジ)の様に 少ない資源から作った顔料を使っている色もあり、それらは値段も高くなります。  ここではコバルト・カドミウム系顔料を想定した色も入れて計算しておりますが、それらを代替品に変えると 他の一般的な色の値段並みに下げられます。

その他、オイル、筆、筆洗、パレット等で約12,000円程度が初期に必要になります。

あと、キャンバスですが、F8サイズを最初の1枚として描き始めると約1,500円。
外でのスケッチを考えるとスケッチブックとポータブル型のイーゼルを合わせて 6,000円程度の追加になります。

すべてを最初から揃える必要は有りませんが、初期投資20,000〜26,000円ぐらいと思います。

 
地域の画材やさん

画創清水 浜松市中区元浜町31-3  tel 053-471-0635

 
ネット購入

インターネット上には画材を扱う通信販売サイトがたくさんあります。
  大きな画材専門店の通販部が主催しているものは、扱う項目も多く、注文・配達も迅速で便利です。
メリットは、在庫の種類が多いこと、比較的価格が安いこと、大きなものは 自宅に直接配送されるので取りに行かなくてよいことなど。
デメリットは、実物が見えないこと、特に色を確認したいときには難しいこと、 送料が掛かることがある、注文から配達到着までに2-3日掛かること、などと思います。
状況に応じて、画材やさんとネット購入を旨く使い分けるのも良いと思います。


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